はじめに

国はSDGsの目標達成年度である2030年を期限としたCO2の46%削減を国際公約としております。
農業由来の温暖化効果ガスの排出量が国全体の1/4を占めている現状を鑑みて2050年のカーボンニュートラルの最終的な目標を達成すべく「みどりの食料システム戦略」を政策決定しました。

その具現化に向けた取り組みとしてCO2の300倍もの温暖化ガスN2O(一酸化二窒素)が発生する化学物質栽培(慣行栽培)から有機栽培への転換計画を公表し、全国農地面積の437万haの約1/4に当たる100万haを有機栽培に移行させCO2の発生を抑制すべく政策方針を掲げました。

当面の目標達成年度である2030年まで現在2万3千700haの有機栽培面積を6万3千haに引き上げると共に化学肥料の使用量を30%減、農薬の使用量50%減とする計画を立て、その目標達成に向けた諸々の施策を講じております。

現状に於いては計画された有機栽培面積や化学肥料の使用量30%減を賄うに足りる有機肥料資材が逼迫して来ており、SDGsの目標達成年度である2030年に有機栽培面積を約2.65倍である6万3千haを達成するために必要な資材が大幅に不足になることは容易に予想されます。

魚のアラは一般廃棄物でありその処分方法は各自治体に委ねられており、ほとんどが焼却処分されているのが実態です。

未利用である魚のアラは貴重な有機肥料の原材料となり有機肥料としても肥効が高く農家にとっても魅力的であり、当社の肥料を利用いただいている方からも喜びの声を多数頂いております。

目標達成に取り組まなければ成らない自治体にとっても焼却処分しないで済み、同時にCO2削減に貢献し一挙両得であると思います。

地域農業の振興に良し、環境に良し、世間に良しの三方に良しであると考え、当社で使用している高速発酵処理機の図面、また発酵処理に用いる発酵菌、肥料製造に関わる運用ノウハウの販売を開始致しました。

高速発酵処理機 NNS-1000

高速発酵処理機 NNS-2500

販売品目

生ゴミリサイクル処理機の製造図面

お客様が近隣の製造業者様で組み立て、メンテナンスが行えるように改良、再設計を行いました製造図面での販売を行います。
図面を提供させていただきますので、お客様の現地で機械製造・修理を行っていただくことが可能です。
購入後はリモート環境を利用してのメンテナンスやサポートを行わせていただきます。

製造図面は処理能力に応じて2機種ございます。
お客様のニーズに合った機種をお選びいただくことが可能です。

特許取得の高温発酵菌の提供

弊社が利用している発酵菌は、電熱を使わずに自己発酵熱だけで80度から85度まで温度上昇します。
こちらの発酵菌も処理機とセットでご提供致します。

リサイクル処理機における製造指導

リモート環境で弊社担当者による肥料の製造指導を行います。

 

お取引の流れ

 

販売リサイクル処理機仕様書

高速発酵処理機 NNS-1000 仕様書

高温発酵処理機 NNS-2500 仕様書